ファイル転送プロトコル (FTP)

ファイル転送プロトコル (FTP) とは、コンピュータがインターネット経由でファイルを転送するときの標準的な通信ルールです。伝達制御プロトコル/インターネット・プロトコル (TCP/IP) 標準には、検証されているユーザーがネットワークにログオンし、ファイルの転送、ディレクトリの一覧参照、ファイルの削除や名前変更を行うことを許可するルールが含まれます。また、ユーザーはファイルへの一意のリンクを使用し、FTP経由でファイルのアップロードや他のユーザーとの共有を行うこともできます。

ファイル転送プロトコル (FTP)に関して中小企業が知っておくべきこと

FTPはWebサーバにある多数のファイルを転送する最も単純で古い方法ですが、クラウド・ストレージやコンピューティングが登場したことで、あまり利用されなくなりました。FTPはクライアントサーバ・モデルで、クライアント (ノートパソコン、コンピュータ、スマートフォン、タブレットなど) とサーバ間で個別の接続を使用します。企業はFTPを利用してコンピュータやWebサイト間でファイルを送信したり、自社のWebサーバでファイルをアップロードやダウンロードしたりできます。クラウド・コンピューティングよりもコストがかからないため、中小企業はFTPを多く利用する傾向にあります。

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