オンラインフィットネスビジネスのツール・始め方

2023/1/31 執筆者: Elena Estevez TakashimaおよびLaura Burgess

オンラインフィットネスビジネスは、副業やキャリアチェンジの選択肢として注目が集まっています。この分野で起業することを検討しているのであれば、現在のフィットネス市場のトレンドと、利用できるツールと機能を確認しておきましょう。

オンラインフィットネスビジネスのツールと始め方

スポーツやフィットネスに熱心な方であれば、一度はフィットネスコーチやパーソナルトレーナーをやってみたいと考えたことがあるのではないでしょうか。近年の健康志向の高まりや、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけとして、オンラインフィットネスビジネスに注目が集まっています。好きなことを仕事にできることは魅力的ですが、熱意だけですべてがうまく行くわけではありません。自分で顧客を見つけ、予約スケジュールを管理し、サービスを売り込む力が求められます。

パーソナルトレーナーアプリのようなツールは、ビジネスを軌道に乗せるために役立ちます。しかし、起業に至るほどの自信を身につけることは、なかなか容易ではありません。

新型コロナウイルスの状況下でのテクノロジの進化によって、リモートのサービスがどこでも可能になってきています。つまり、オンライン専門のパーソナルトレーニングを提供できる環境が整っているとも言えます。リモートクラスを提供すれば、トレーナーが拠点としている地域に利用者が限定されることもなく、顧客を世界中に拡大できる可能性があります。

オンラインフィットネスの現在のトレンド

フィットネスの分野では高度かつ利用しやすいテクノロジが普及しています。ウェアラブルデバイスを使えば、歩数、心拍数、運動量などのフィットネスデータを正確に記録できます。フィットネスの目標設定や進捗度の確認などにテクノロジを活用すれば、目標を達成しやすくなります。さらに、仮想現実 (VR) のような新しいテクノロジにより、フィットネスは大きな産業として盛り上がっており、利用者の健康維持に役立つ新しい方法を生み出しています。

フィットネス向けコネクテッドデバイス

コロナ禍でも、テクノロジの進歩によって多くの人がスポーツを通じて交流を続けることができました。スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスは以前から利用されており、特にランニングやスイミングの記録をSNSで共有する人々に高い人気があります。今では、インターネットに接続された屋内用スマートバイクを使って、自宅にいながら仲間とサイクリングすることも、世界有数の景勝地のコースにバーチャルで挑戦することも可能です。

オンラインのフィットネスチャレンジ

オンラインでトレーニングを記録・投稿できる機能によって世界中の誰とでもチャレンジに参加でき、モチベーションの向上につながります。オンラインフィットネスのコーチとして、生徒の目標達成のためにこのトレンドをセッションで活用することも可能です。

レッスンのストリーミング配信

オンラインフィットネスと聞くと、ライブ動画での1対1のセッションを連想する方も多いでしょう。それも確かにアプローチの1つですが、録画したレッスンを有料サービスとしてストリーミング配信することもできます。これによって顧客の幅が広がり、コストも削減できます。この場合、多少の初期費用はかかりますが、レッスン動画の作成を専門の制作会社に依頼することを検討してもよいでしょう。一度作成した動画は、継続的な収益源となります。

オンラインフィットネスビジネスを始めるための4つのステップ

1. 自分の強みを明確にする

どのようなビジネスを始める場合も、サービスをどのように差別化できるのかを知ることが大切です。キックボクシングやヨガラティス、高強度のインターバルトレーニング (HIIT) など、多種多様のフィットネスがありますが、流行を追うのではなく、自分の強みを生かすテーマに集中しましょう。

2. 顧客層を決める

10年前であれば、トレーナーが拠点としている地域に利用者が限定されていました。しかし、オンラインフィットネスであれば、世界中の誰にでもサービスを提供できます。まずはどんなフィットネスサービスなのかを知ってもらうためにSNSマーケティングツールを使えば、多くの利用者の目にも留まりやすくなります。

3. ブランドを構築する

オンラインビジネスとして顧客を引き付け、維持するためには、強力なブランディングが重要になります。ブランディングは単純ではなく、見た目の良いロゴや洗練されたWebサイトを用意すれば終わりではありません。どのようなサービスを、どのような料金で提供し、顧客がどのような体験を得るかといった、あらゆる面にブランディングは関わっています。SNSマーケティングツールは、ブランディングの効果的な管理に役立ちます。また、Webサイト作成ツールを利用すれば、専門知識がなくてもWebサイトを開設できます。

4. 顧客を集める

どこから着手し、どのような顧客層をターゲットにし、オンラインでどのようにアピールするのかを理解したら、集客の手はずが整ったことになります。オンラインマーケティングに初めて取り組む場合は、戸惑いがあるかもしれません。しかし、多くのSNSは、受け手が望むコンテンツを開発するためのアイデアを提供しています。集客にさらに力を入れたい場合には、コンテンツマーケティングツールを利用することを検討してもよいでしょう。多くのSNSでは、自分が提供しているサービスに合致する利用者をターゲットに広告を掲示することもできます。

ビジネスを実際に立ち上げたら、個人トレーナー向けに設計されたパーソナルトレーナーアプリの導入を検討することをお勧めします。

パーソナルトレーナーアプリの利点

パーソナルトレーナーアプリは、オンラインフィットネスビジネスの運営に役立ちます。これらのアプリを利用することで、対面やオンラインでのクラスの管理、会員の管理や支払いの処理、生徒とのコミュニケーションを効率化し、ビジネスの成長につなげることが可能です。

パーソナルトレーナーアプリは、以下のような機能を搭載します。

  • 予約のスケジューリングと管理:セッションを対面で行う場合も、オンラインで行う場合も、これは必須の機能です。
  • 顧客プロフィールの管理:各顧客の基本的な個人情報、フィットネスの目標や記録、ワークアウトの履歴といったデータを、一元的に保持して利用できます。
  • ライブラリの機能:ワークアウトの文書や動画を保存し、生徒と共有できます。オンラインでセッションを提供する場合、この機能は特に便利です。
予約システムの例
AirRESERVEの予約カレンダー画面(出典

パーソナルトレーナーアプリの利用には、日々の管理を自動化でき、その分コーチングに集中する時間を確保できるという大きなメリットがあります。例えば、セッションのリマインダーを生徒に自動送信する、または生徒が自分で予約を変更できる機能があり、トレーナーの負荷が軽減されます。さらに、生徒が目標を達成できるように進捗状況を追跡し、それに合わせてトレーニングプランを考えることもできます。これらの機能によって、生徒のトレーニング体験が総体的に向上し、定着率も高まります。

まとめ

オンラインパーソナルトレーナーになるという夢を実現するための最大の難関は、ビジネスを実際に立ち上げる最初の段階かもしれません。しかし、すでにフィットネスに打ち込んでいるあなたは、厳しいチャレンジには慣れているはずです。まずは、生徒を1人獲得することを目指しましょう。小さな一歩から新たな旅は始まります。

トレーナーに必要な道具は、ヨガマットやケトルベルだけではありません。本稿で説明したとおり、オンラインフィットネスビジネスを円滑に運営して着実に成長させるために、ソフトウェアを活用して日常的な管理を効率化しましょう。

パーソナルトレーナーアプリをお探しですか? キャプテラのパーソナルトレーナーアプリのリストをぜひご覧ください。


注:本記事で紹介された製品は、各機能の例として取り上げられており、勧誘・推奨を意図したものではありません。掲載されている情報は、掲載時に信頼できると判断された情報源から入手されたものです。

この記事で言及されている製品、プログラム、サービスは、国によっては提供されていないか、法令や規制により制限されている可能性があります。製品の提供状況や、国・地域の法令遵守に関しては、ソフトウェア・プロバイダーに直接お問い合わせください。

筆者紹介

エステベス高嶋エレナ。コンテンツ・マーケティングインターン。イギリスの大学でメディアと国際開発学を学ぶ。

エステベス高嶋エレナ。コンテンツ・マーケティングインターン。イギリスの大学でメディアと国際開発学を学ぶ。

ローラ・ブルゲス。キャプテラのコンテンツアナリスト。中小企業を支援するための技術動向の調査やインサイトを提供。英国バース・スパ大学卒業。オーストラリアでの生活を経て、バルセロナに拠点を置く。

ローラ・ブルゲス。キャプテラのコンテンツアナリスト。中小企業を支援するための技術動向の調査やインサイトを提供。英国バース・スパ大学卒業。オーストラリアでの生活を経て、バルセロナに拠点を置く。