在宅勤務に便利なクラウド型プロジェクト管理ツール5選【日本製】

2022/6/30 投稿者: Alberto Sakai

テレワークの普及により、クラウドベースのプロジェクト管理ツールの重要性が増しています。無料で使える5つの国内製品の特徴を紹介し、比較していきます。

在宅勤務に最適なプロジェクト管理ソフ

働き方改革が進んでいる中で、場所を選ばずに効率的に仕事をできる環境作りが重要なポイントになってきています。在宅勤務する従業員同士が高い生産性を維持するためには、確実なプロジェクト管理が不可欠です。クラウド型の プロジェクト管理ソフトウェアを導入すれば、チームが複数拠点に分散しているプロジェクトでも、各メンバーが取り組むべき作業を記録・管理したり、メンバー間で情報共有ができます。

プロジェクトの適切なマネジメントは社内コミュニケーションの改善にもつながり、関係者全員の足並みを揃えることができるため、混乱がなくなるというメリットがあります。ツールの導入費用にシビアな中小企業の場合は、まずは一度試してから検討すると良いでしょう。

続いて、無料から使える5つの国産プロジェクト管理ソフトウェアをご紹介します。日本で開発されたソフトであること以外に、完全クラウド化のプランがあること、無料プランまたは無料トライアルを提供していることを条件に製品を絞り込みました。

在宅勤務に便利なクラウド型プロジェクト管理ソフト

製品の選定方法の詳細は文末をご覧ください。なお、掲載はアルファベット順としています。

1. Commu (コミュー)

在宅勤務に最適なプロジェクト管理ソフト - Commuu (コミュー)
Commuにおけるプロジェクトの「チケット型」表示 (出典)

COMMUはAI (人工知能) 技術を搭載したプロジェクト管理サービスとして知られています。タスクをチケット化してスケジュールを管理する仕組みとなっていますが、COMMUのチャットボットが 自動的にチケットの進捗を確認し、 その日のタスクや期限の近いチケットなどを通知してくれます。

タスクの「チケット型」表示に不慣れな方は、「リスト型」表示に切り替えることができ、さらにガントチャートとしてプロジェクトの全体像を可視化・操作することもできます。

ユーザー数によって月額料金が変わりますが、フリープランは5名まで利用することが可能です。ただし、ストレージ容量は100MBまでの制限があります (プロジェクト数は無制限)。

主な機能

  • コラボレーション
  • 報告、プロジェクト追跡
  • タスク管理
  • チャットボット
  • タスクのチケット化

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2. Lychee Redmine (ライチ・レッドマイン)

在宅勤務に最適なプロジェクト管理ソフト - Lychee Redmine (ライチ・レッドマイン)
Lychee Redmineのガントチャート表示 (出典)

Lychee Redmineは、オープンソースのプロジェクト管理ソフトウェア「Redmine」をベースに開発されたクラウド版製品です。タスク管理、進捗管理、工数管理などといったRedmineの基本機能に加え、Lychee RedmineはEVMやCCPMを搭載しています。

EVM (出来高管理) とは、プロジェクトを人件費・予算などのコスト面・進捗面から管理する機能です。EVM情報を集計・グラフ出力することにより、遅延や予算超過の未然防止を図ることができます。一方のCCPM (クリティカルチェーン・プロジェクト管理) は、バッファ消費の削減に着目した機能です。各タスク工数にバッファを設けず、その分のすべてのバッファを工程の最後に集約して一元管理することにより、納期短縮を図ります。

上記の機能を利用するためには、有料の「プレミアム」プランに加入する必要がありますが、30日間無料で試すことができます。また、最低限の機能 (タスク管理、カンバン) だけを備えたフリープランも提供されています。

主な機能

  • コラボレーション
  • 報告、プロジェクト追跡
  • タスク管理
  • EVM(出来高管理)
  • CCPM (クリティカルチェーン・プロジェクト管理)

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3. My Redmine (マイ・レッドマイン)

在宅勤務に最適なプロジェクト管理ソフト - My Redmine (マイ・レッドマイン)
My Redmineのチケットパネル表示 (出典)

My Redmineは、もう一つのクラウド版Redmineサービスです。提供会社はRedmineの開発に協力しているだけあり、自社スタッフによる使い方や利用方法をサポートする専用窓口が設けられています。また、Redmineの次期バージョンがリリースされる前に、最新機能を先行して利用できるようになっています。

他の製品に見られる基本機能 (タスクのチケット化、ガントチャート、時間管理、Wiki) の他に、My Redmineはリマインダー機能とレスポンシブに対応していることを大きな特徴としています。無料のスマートフォンアプリ「Redmine PM」も提供されています。

ストレージ容量200GBの「スタンダード(S)プラン」と400GBの「ミディアム(M)プラン」の2種類の価格プランがあり、ユーザー数1,000人まで一律料金となっています。つまり、少人数で利用する場合は割高ですが、人数が多い場合はお得に利用できることになります。Webフォームで申し込みをすれば、スタンダード(S)プランを1ヶ月間無料で試すことできます。

主な機能

  • コラボレーション
  • 報告、プロジェクト追跡
  • タスク管理
  • アラート/通知
  • モバイルアプリ

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4. OBPM Neo

在宅勤務に最適なプロジェクト管理ソフト - OBPM Neo
OBPM Neoのガントチャート画面 (出典)

OBPM Neoは、世界基準となっているPMBOKに準拠する統合型プロジェクト管理ツールです。 PMBOK とは「プロジェクトマネジメントの知識体系」の略で、プロジェクト管理のための実施方法を体系的に集大成したものです。

「QCD」と呼ばれる3要素 (品質、コスト、スケジュール) を一元的に管理するエキスパート向けのツールで、リスク管理、調達管理、工数最適化、要員管理、コミュニケーションなどの機能を備えています。蓄積されたデータを分析することにより、組織のプロジェクト管理のレベル向上に役立ちます。

ライセンス数および追加オプション (モバイル、自動取込等) により、利用料が異なります。フリープランは用意されていませんが、無料トライアルを申し込むことができます。

主な機能

  • コラボレーション
  • 報告、プロジェクト追跡
  • タスク管理
  • 予算運用
  • PMBOK準拠

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5. TimeTracker NX (タイムトラッカーNX)

在宅勤務に最適なプロジェクト管理ソフト - TimeTracker NX (タイムトラッカーNX)
TimeTracker NXのガントチャート画面 (出典)

TimeTracker NXは、プロジェクトの改善に着眼した、Webベースの工数管理ツールです。ドラッグ&ドロップという直感的な操作でデータ入力が行えるように設計されていることを特徴とします。

複数メンバーによるリアルタイムのプロジェクト共同編集、プロジェクト横断で自分の担当アイテムを一覧管理、プロジェクト横断のガントチャート表示など、

現場の見える化・改善活動を支援する機能が用意されています。

料金は見積もりにて決定されますが、複数名で試すことのできる30日間の体験版も提供されます。

主な機能

  • コラボレーション
  • 報告、プロジェクト追跡
  • タスク管理
  • ドラッグ&ドロップ工数入力

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プロジェクト管理ソフトをお探しでしたら、キャプテラの プロジェクト管理ツールのリストをぜひご覧ください。

本記事で取り上げた製品の選定方法

製品の選定は、以下の基準で行いました。

  • 市場定義 キャプテラによる「プロジェクト管理ツール」の定義に該当するツールであること。すなわち、プロジェクトのあらゆるフェーズにおいて、タスク割り当て、リソース配分、マイルストーン追跡などを自動化することができ、様々なプロジェクト形態 (コラボレーション型、トップダウン型、統合型など) に対応できること
  • 中核機能 コラボレーション、報告、プロジェクト追跡、タスク管理など、このソフトウェアカテゴリーの中核となる機能を備えているツールであること
  • 日本語に対応していること
  • 日本国内に本社を構えていること
  • 完全クラウド化のプランがあること
  • 無料プランまたは無料トライアルを提供していること

注意:掲載内容は2022年6月時点での情報です。最新の情報は各ベンダーへご確認ください。

この記事で言及されている製品、プログラム、サービスは、国によっては提供されていないか、法令や規制により制限されている可能性があります。製品の提供状況や、国・地域の法令遵守に関しては、ソフトウェア・プロバイダーに直接お問い合わせください。

筆者紹介

酒井アルベルト。マドリード・コンプルテンセ大学情報学部卒業。学術博士 (千葉大学)。NHK国際放送アナウンサー、琉球大学准教授を経て、現在はキャプテラにてシニアコンテンツアナリストを務める。技術・社会・ビジネスの観点からのコミュニケーションに関心がある。

酒井アルベルト。マドリード・コンプルテンセ大学情報学部卒業。学術博士 (千葉大学)。NHK国際放送アナウンサー、琉球大学准教授を経て、現在はキャプテラにてシニアコンテンツアナリストを務める。技術・社会・ビジネスの観点からのコミュニケーションに関心がある。